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000001: VNC リモートデスクトップ CentOS

使用バージョン:CentOS 5.1, VNC Server 4.1.2(CentOS側), VNC Viewer(windows側)
gnomeデスクトップのパッケージマネージャ(メニュー → アプリケーション → ソフトウェアの追加/削除)から簡単にもってこれるVNC Serverを使ってWindowsからリモートデスクトップ接続するのだ。

VNC Serverのインストール
パッケージマネージャ → ブラウズ → サーバー → ネットワークサーバー → オプションパッケージ → VNC-Server
VNC Viewerのインストール
本家サイト(http://www.realvnc.com/)や窓の杜(http://www.forest.impress.co.jp/)あたりから もってきましょう。ちなみに、2008-03-20現在、freeバージョンは正式にはVista対応してないようです。本家にあるPersonal Editionは対応してます。Personal EditionのServerはライセンスキーが必要ですが、Viewerのみ 使用はライセンスキー不要のようです(未確認:一定期間過ぎるとライセンスキーを要求されたりして・・・そんときは買いなさい)。
基本的な使用(Serverマニュアル起動)
接続したいユーザアカウントでログインし、いきなり、サーバー起動しちゃいます。
$ vncserver :3 -geometry 1024x768
:3は画面IDです。その他の指定可能なオプションはman vncserverで調べなさい。
初回起動時、パスワード設定プロンプトが表示されるのでパスワードを設定します。 起動スクリプトやパスワードファイルが$HOME/.vncディレクトリ下に生成されます。 サーバーを止めるには、 $ vncserver -kill :3 を叩く。 WindowsからVNC Viewerで接続してみましょう。Server入力欄には、
hostname:画面ID
と入れたまえ。
ご覧のとおり、古式ゆかしいtwmのxtermが顔をみせる。
代わりにgnomeデスクトップを使うには、$HOME/.vnc/xstartupの有効行を コメントにし、最後に以下の行を追加してサーバーを再起動する。
exec gnome-session
Xターミナル的使用(xinetd&xdmcp)
VNC ServerをサービスとしてOS起動時に起動させ、Xターミナル的使用を行う。
xdmcpの設定
/etc/gdm/custom.confに以下を追加する。[xdmcp]が既にある場合はその下に2行目を追加する。
[xdmcp]
Enable=true
xinetdの設定
/etc/xinetd.d/vncを作る。
service vnc
{
socket_type = stream
protocol = tcp
wait = no
user = nobody
server = /usr/bin/Xvnc
server_args = -inetd -query localhost -once -geometry 1680x1050 -depth 24 securitytypes=none
log_on_failure += USERID
disable = no
}
/etc/servicesに以下の行を追加する。(画面ID=1の場合)
vnc 5901/tcp # VNC

マシンを再起動して、Windowsから接続してみいや。
なお、会社内や個人宅内での使用であれば、上記で問題ないが、本格的なイントラネット使用を
するならVNCの有償版の採用を考えた方がよいかも知れない。Free版では上記のsecuritytypesに
noneしか指定できないようだ。


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